人間だって犬だって、鮮度が高くて美味しい食べ物を食べ続けていきたいです。ドッグフードの場合、鮮度を保つには保存方法に気をつけることが何よりも大切です。
フードが劣化する2つの原因は?
ドッグフードでも人間が食べる食材でも、放置しておけば劣化します。
その劣化の主な原因は「湿気」と「酸化」。
湿気
湿気が多いということは、ドッグフードの中にも水分が入りやすくなるということ。水分が入ると細菌の繁殖が起こりやすくなります。
また、湿気はカビの原因にもなりますので、湿気を帯びたドッグフードはカビが発生することだってあるのです。
酸化
どんな物質でも空気に触れると酸化を始めます。どうして酸化すると劣化してしまうのかというと、元々持っている物資の電子が酸化することで不安定な状態になるからです。
食べ物でも何でもそうですが、安定している物質の電子は電子核の周りを偶数で取り囲んでいます。
しかし、空気に触れて酸化が始まると、その電子は奇数へと変化します。
すると、奇数になった物質は他の物質から電子をもらって安定化させようとします。
しかし、その時にはもう物質自体が不安定な状態となっていますので、劣化を止めることが出来ないのです。
カナガンドックフードの保存方法は?おさえておきたい4つの注意点
カナガンドッグフードの場合は、保存方法が袋に記載されています。そこには、「高温多湿を避けて、冷暗所で保管」と記載があります。
つまり、「日の当たらない場所に置く」「なるべく真空保存」「涼しい場所に置く」ということが保存する時の注意点になりますね。
その他にも「匂いの強い他のフードと一緒に置かない」ということに注意をする必要があります。
日の当たらない場所に置く
特に直射日光の当たる所で保管していると、袋の中は想像以上に高温になっているものです。高温になったドッグフードは水分を蒸発させ始めますので、袋の中は湿度が高くなりがちです。
また日の当たる場所や涼しい場所など色々と場所を変えていると、ドッグフードの劣化は更に進みます。
なるべく真空保存
酸化させない為には出来るだけ空気に触れないことが大切です。1度袋の中から餌を採りだしてその後またしまっておく時には、出来るだけ空気を抜いた状態で保管しましょう。
涼しい場所に置く
温度の低い所に保管することで、袋の中の温度や湿度の上昇を防止することに繋がります。温度や湿度の上昇を防止するということは、細菌の繁殖やカビの発生を押させることにも繋がります。
匂いの強い他のフードと一緒に置かない
カナガンについては香料を使用していませんので開封すると強めの匂いがしますが、これ以上に強い匂いのするフードと一緒に保管していると、そのフードの匂いがカナガンに移る可能性があります。
犬は自分の大好きな餌を匂いで覚えるものですので、匂いを変えてしまうことは食いつきにくくなる恐れもあります。
カナガンドックフードの保存する際の注意点は?
カナガンの開封後の賞味期限は開封してしまうと最長でも2.3ヶ月です。でも、賞味期限が迫っている場合の保存方法は更に注意を払いましょう。
冷蔵保管は結露に気を付ける
取りあえず鮮度を保つことを考えれば冷蔵庫!
と思いますが、冷蔵庫の場合は結露する可能性があります。
その理由は、冷蔵庫と室内の温度差が高いためです。カナガンの場合、ドッグフードの湿度は10%くらいになっていますが、結露をすることでドッグフードに水滴がつけば水分量は更に多くなり、細菌やカビの発生率も高くなってしまいます。
冷蔵保管したいときは1食分に小分けする
冷蔵庫で保管する場合は1食分ずつ小分けにしてから入れましょう。小分けしておけばある程度の酸化を防ぐことも出来ますし、何度も冷蔵庫からドッグフードを取り出す必要がないので結露して水滴がつくことも最小限に抑えられます。
容器の移し替えは不要
カナガンドライフードの場合、開封してから1ヶ月であれば、容器に移し替える必要はありません。
カナガンドックフードの賞味期限は未開封なら1年以上!
カナガンドッグフードの場合、開封しなかった場合は1年以上の保管が可能です。大体、1年と2ヶ月くらいは持ちます。
これは、他の市販のドッグフードに比べると少し短いですが、それはカナガンが無添加にこだわって作られているからです。
カナガンドックフードのウェットフードの場合は?
食べきれなかった分は冷蔵保存する
冷蔵保存をする時には、これ以上空気に触れないようにラップをかけてから保存します。
また、ラップをかけることで匂いが飛んでいくことを防ぎます。
容器を移し替えて保存する
加熱処理をされている容器に移し替えることで、雑菌がつくことを防ぎます。そのままの容器でいると、購入前に多くの人が手で触っている可能性があるので、雑菌が繁殖しやすくなります。
どうしてもの時は冷凍保存
ウェットフードは冷凍保存も可能です。この時にはジッパーなどに移し替えた後、中の空気を抜いて酸化を防ぎながら冷凍するようにしましょう。
また、解凍する時はゆっくり自然解凍するようにしましょう。
カナガンドックフードの保存におすすめなアイテム
カナガンドライフードの悪い口コミでよく見かけるのが、“ジッパーがついていない”という内容の記事です。
そのため、初めてカナガンを購入した人はその保存方法に悩む人も多くいます。
ドライフードの保存方法としては、市販の「フードストッカー」や「シリカゲル」「ジップロック」や「袋止めクリップ」を使用すると便利ですよ!
フードストッカー
ちょっと値段は高くなりますが、真空タイプのフードストッカーが酸化防止の為にもおすすめです。
シリカゲル
シリカゲルとは乾燥剤のことです。
ドッグフードの中の湿気を吸収してくれますのでカビや雑菌繁殖予防にもなります。
ジップロック
プラスチックタイプのファスナー付きの袋です。
サイズが色々ありますので小分けする時にも便利です。
袋止めクリップ
洗濯ばさみのようにパッチンと止めるだけなので簡単です。
カナガンドッグフードの保存方法についてのまとめ
カナガンドッグフードを保存する時には、
- 日の当たらない場所に置く
- なるべく真空保存
- 涼しい場所に置く
- 匂いの強い他のフードと一緒に置かない
という4つの保存が基本となりました。
ウェットタイプの場合は、もしも食べきれなかった場合には、最悪冷凍保存も可能です。
その時には1週間程度で食べきるようにしましょう。